蓄電池の特定負荷型と全負荷型

蓄電池選びに全負荷と特定負荷どちらがいい?というお問い合わせはかなりありまして、
そもそも全負荷型と特定負荷型とは何?というところからお話致します。

全負荷とは

電気のご契約内容にもよりますが、60Aもしくは10kVA相当まで、すべての部屋で電気の使用が出来るタイプになります。下記のようにほとんどのご家庭が多くても60Aや10kVAという契約ですので、家中の照明やコンセントがほぼいつも通り使用が出来るイメージになります。

【全負荷のメリット】
・200V対応商品が多い為、停電時にもエアコン・電子レンジ・IH・エコキュートを使用出来る
・停電時も、ほぼいつもと変わらない生活が出来る
・商品数が少ない為、絞りやすい

◆ご家庭別おすすめタイプ◆

【全負荷タイプが向いているご家庭】
・せっかくなので充実した商品が欲しい
・人気商品が気になる
・二世帯家族
・全館空調を利用されている
・オール電化のご家庭
・ペットがいる
・小さいお子さんがいる

特定負荷とは

下図のように事前にご指定頂いた特定エリアの電気を使用する事が出来ます。商品よって異なりますが、15~20Aまでの回路を選択頂けます。
15~20Aと言いますと、ご家庭に設置してあるブレーカーの中でも1~2回路分にあたり、冷蔵庫のコンセントやリビングのTVコンセントなど必要最低限の回路のみ停電時に使用できます。

【特定負荷のメリット】
・商品の価格が同容量で比較すると20万円前後安い
・停電時に使いすぎる心配がない
・コンパクトな商品が多い
・商品数が多いので比較して選ぶ事が出来る

◆ご家庭別おすすめタイプ◆

【特定負荷タイプが向いているご家庭】
・導入費用を抑えたい
・停電時は最低限の電気が使用出来れば良い
・一世帯家族
・ペットなどがいない
・小さいお子さんがいない
・ガス併用のご家庭

特定負荷型と全負荷型は停電時に電気が使える範囲が異なります。

特定負荷型は、文字通り特定の電化製品のみ停電時に使用できる蓄電池です。
全負荷型とは、すべての電化製品が停電時使用できる蓄電池です。

当然のことながら全負荷型の方が性能上高くなりますので、費用を抑えたい方は特定負荷型を選ぶことをオススメします。

「全負荷」と「特定負荷」どちらの蓄電池がいいの?

全負荷型は「もしも」の安心!
今、地震や台風といった自然災害による停電はいつ起こるか分かりません。
そこで、全負荷型の蓄電池があれば、もしもの時いつでも普段の快適で安心な生活をすることが可能です。
また、太陽光発電や燃料電池(エネファーム)と組み合わせることによって、エネルギーの自給自足も夢ではないのです。
全負荷型の蓄電池は家中の電気を賄えるので優れていると思われるかもしれませんが、全負荷型にもデメリットがあります。

全負荷型の場合、家中の電気を自動的に賄ってしまうため蓄電池の電力を使い切ってしまうまでの時間が短いです。

家電などをコンセントに接続しているだけでも待機電力として知らず知らずのうちに電力を消費しまい、場合によっては数時間で蓄電池の電力を使い切ってしまうこともあります。
停電時の非常用として蓄電池を設置はしているものの、もしもの時は消費する電力を極力抑えて蓄電池の電力を出来る限り長く維持させたいと考えているのであれば、特定負荷型の蓄電池にされる方が良いでしょう。

特定負荷型の蓄電池に冷蔵庫や照明など、停電時でも必要な箇所だけの回路を分電盤から選択しておけば、無駄な電力の消費を極力下げることができるのです。

とは言え、全負荷型にするか特定負荷型にするかもそうですが、蓄電池には他の機能も価格もいろいろ差がありますので、個人でお探しされるのはとても大変な作業です。

蓄電池の事はもちろん、ご家庭に合っている蓄電池を生活状況からお探し致します。
また、ご案内価格や工事の事など何でも相談をお受けしますので、
安心して蓄電池のご導入をして頂く事が出来ます。

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